CASE2 | BRANDING | 酒井農場 

広大な大地に田畑が広がる北海道栗山町。
ちょっと高台に位置しながら、
鶏舎が立ち並んで見えるのが鶏卵農家の「酒井農場」。
ロゴマークデザイン、パッケージデザイン、
商品ネーミング、コンセプト設計、販売戦略の組み立て等、
卵農園のブランディングをいたしました。

BtoCの販路を開拓したい。

業務筋への卸売が主軸だった酒井農場。市場の原理に左右されず、かつエンドユーザーの「美味しい」という声を直接感じられるBtoC向け戦略を強めるためのブランディングプロジェクトが立ち上がりました。

KEY WORD

とうきび

地元で採れたとうもろこしを食べて
元気に育っているニワトリ達。
それは当たり前のようですが、とても貴重なことだったのです。

エンドユーザーに「食べたい」「買いたい」と思っていただくには、生産サイドのストーリーが明確に伝えられるかが大切。サッポロッカが着目したのは、酒井農場がニワトリに与えている飼料でした。現地取材に行くと、ニワトリたちは地元・栗山町で生産された「とうきび」(北海道でトウモロコシのこと)を食べて、平飼いの鶏舎では元気に走り回っていました。 そんなニワトリが産んだ卵として、新商品「とうきびたまご」が誕生しました。ネーミングとロゴマークデザインが決まると、具体的な戦略設計が進んでいきました。

「価値」を伝えるデザインで売価アップに繋げる。

卵は6個入り100~200円の時代。でも、酒井農場の新商品「とうきびたまご」は500円台。圧倒的な売価アップで販売を開始しました。手間のかかる平飼いと、地元産とうきびを飼料として採用した、他では使えない価値をストーリーとして埋め込み、各種デザインに反映していきました。パッケージは、手作りの安心感と元気に走り回るニワトリのイメージを伝えられるようなビジュアルに。売価に納得していただけるような「価値」が、酒井農場にはある。そのことを大切にして、デザインをつくりあげていきました。

パッケージ

安心感を伝える
大切なアイテム。

スーパーに並ぶ卵と比べると、高額なとうきびたまご。その価値を伝えるためには、パッケージにもこだわりが必要です。お客様が手に取った時に「ここの卵は安心して食べられる」と思っていただくため、素材感がありあたたかみの感じられるものに仕上げました。

デビュー後

デビュー後の「とうきびたまご」は、話題を呼びました。酒井農場に興味を持ってくださるお客様がいて、飲食店やホテルからは「扱いたい」と声をかけてくださる機会が増えているそうです。

プロジェクトを終えて

「北海道をデザインする」
サッポロッカの象徴に。

酒井農場ブランディングプロジェクトは、サッポロッカにとっても大きな経験となりました。圧倒的な素材力がある北海道。その魅力を伝えるのに必要なのは、デザインのチカラです。「生産者の顔が見える」とか、「安全安心」などといった、もはや当たり前のPRポイントに注力するのではなく、他社と差別化できる「価値」を表現するデザインが大切です。まさに、酒井農場のブランディングが、「北海道をデザインする」とテーマに掲げているサッポロッカの目指すことと一致しております。

酒井農場プロジェクトはさらに広がっていきます。

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