BtoCの販路を開拓したい。
業務筋への卸売が主軸だった酒井農場。市場の原理に左右されず、かつエンドユーザーの「美味しい」という声を直接感じられるBtoC向け戦略を強めるためのブランディングプロジェクトが立ち上がりました。
KEY WORD
とうきび地元で採れたとうもろこしを食べて
元気に育っているニワトリ達。
それは当たり前のようですが、とても貴重なことだったのです。
業務筋への卸売が主軸だった酒井農場。市場の原理に左右されず、かつエンドユーザーの「美味しい」という声を直接感じられるBtoC向け戦略を強めるためのブランディングプロジェクトが立ち上がりました。
地元で採れたとうもろこしを食べて
元気に育っているニワトリ達。
それは当たり前のようですが、とても貴重なことだったのです。
卵は6個入り100~200円の時代。でも、酒井農場の新商品「とうきびたまご」は500円台。圧倒的な売価アップで販売を開始しました。手間のかかる平飼いと、地元産とうきびを飼料として採用した、他では使えない価値をストーリーとして埋め込み、各種デザインに反映していきました。パッケージは、手作りの安心感と元気に走り回るニワトリのイメージを伝えられるようなビジュアルに。売価に納得していただけるような「価値」が、酒井農場にはある。そのことを大切にして、デザインをつくりあげていきました。
スーパーに並ぶ卵と比べると、高額なとうきびたまご。その価値を伝えるためには、パッケージにもこだわりが必要です。お客様が手に取った時に「ここの卵は安心して食べられる」と思っていただくため、素材感がありあたたかみの感じられるものに仕上げました。
酒井農場ブランディングプロジェクトは、サッポロッカにとっても大きな経験となりました。圧倒的な素材力がある北海道。その魅力を伝えるのに必要なのは、デザインのチカラです。「生産者の顔が見える」とか、「安全安心」などといった、もはや当たり前のPRポイントに注力するのではなく、他社と差別化できる「価値」を表現するデザインが大切です。まさに、酒井農場のブランディングが、「北海道をデザインする」とテーマに掲げているサッポロッカの目指すことと一致しております。
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